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ペンの力を思うとき

ペンの力を思うとき


 菊田恵(芸術資料館学芸員)


 広島市立大学芸術資料館では、8月に「はつかいち美術ギャラリー」と共催で『光の肖像展』を開催した。これは、目標の100作品の制作を達成したこともあり、2004年から、芸術学部油絵専攻が実施してきたプロジェクトの完結を見る展覧会とも言える内容であった。
 このプロジェクトは、2004年の時点から、度々、新聞社や地元テレビ局に取り上げられてきた。最近では、8・6前には必ずと言っていいほど話題に登る季節情報になっていた。
 今年の展覧会を前にして、A新聞社が1ヶ月前から何回と無く取材を重ねられ、ついに7/23には関西地区夕刊へ、7/24広島の朝刊へ掲載された。その後の反響は、中国地域・関西地域からのお問い合わせや励ましのお電話が2、3日続き、その後は全国の地方新聞社から「地元出身者の描き手はいないか」という問い合わせが続いた。
 全国紙に掲載されたからというよりも、文章の内容、文章と写真の調和と整合性、記事内容を的確に表すインパクトのある見出しに拠る所が大きいと思う。
 まるで100枚の肖像が全部並んでいるかのような凝った構図の掲載写真に関しては、清水カメラマンが油絵専攻のスタッフのアイデアや意見を取り入れ、試行錯誤の結果完成したという。
 最近の新聞記事は、その後直ぐサイトにアップされ、主要記事は携帯メール配信サービスにもアップされ、広範囲に渡る影響力を持つ。勿論、この文章もメール配信の上位ニュースにアップされた。
 「光の肖像」の光は、絵を描く時に対象に当る光、原爆の閃光の光、そして、真っ暗な中、正しいと信じる道を一歩一歩、歩む時に足許を照らす光を意味するという。
 5年目にして臨界点を迎えたかのように、一歩一歩、歩んできた努力の長い道が、全国に知れ渡り、日の目を見たといえる。まさに、足許を照らす小さな光に導かれた、たゆまない努力と信念の結果だと思う。そして素晴らしい記事を書いてくださった秋山記者に感謝。「筆は剣よりも強し」。