令和3(2021)年度の展覧会
新収蔵作品展2021 I
令和2(2021)年4月2日(金)〜4月15日(木)
- 広島市立大学芸術資料館が2019年度に収集した作品(2019年度卒業・修了制作の買い上げ作品、購入作品、移管作品、寄贈作品)など14点を公開します。卒業・修了制作買い上げ作品では、各分野の中から選ばれた、見えないものを表した「ハンメイ」、人格が感じられるよう制作した「最新のオールドファッション」、さまざまなキャラクターがユーモラスに展開する「THE・MOB」、精巧な置物の「自在漆置物 -高脚蟹-」、シニカルな世界観をおもちゃで表現した「楽園追放」、の4点の卒業制作優秀作品と、1点の修了制作優秀作品を展示。また、宮島伝統工芸の飾り盆「厳島神社参拝図」や、ジョージ・ナカシマの「ラウンジ ロックCN112」、東洋画の模写「現状模写 寝覚物語絵巻 絵第一段」、広島出身でパリでも活躍した画家、空野八百蔵の寄贈作品「パリ郊外 エペルノン風景」「体育館の見える戸河内風景」などを展示。
新任教員展 内堀豪 山浦めぐみ 今野健太
令和3(2021)年10月6日(水)〜10月19日(火)
- 10月6日(水)から10月19日(火)まで、本学芸術学部へ新たに着任した、内堀豪准教授、山浦めぐみ講師、今野健太講師の作品を展示した。 内堀准教授の、経た時間を感じさせる力強い質感の金工作品。山浦講師の、遠い記憶が呼び覚まされるような空気感が印象的な日本画。今野講師の、プリミティブでユニークな形態が魅力的な彫刻。合わせて約30点を公開した。
日本画制作の現場V -丸木位里・丸木俊展-
令和3(2021)年10月26日(火)〜11月10日(水)
- 丸木位里(1901-1995)と丸木俊(1912-2000)夫妻の残した、日本画という枠にとどまらず、実験的な水墨表現や油絵、人体デッサンや水彩スケッチなど、二人の多岐にわたる表現を一堂に展示した。また、二人の共同作として、戦後の代表作とされる《原爆の図》初期三部作のうち《第二部 火》も公開。
学生企画展 -記憶の断片・柔らかな狭間- 明壁美幸・吉田奈保子二人展
令和3年(2021)年12月1日(水)〜12月5日(日)
- 広島市立大学芸術学部・芸術学研究科で9年間学んだ明壁美幸と吉田奈保子が二人展を開催。明壁は風景や記憶など、時間と共に移りゆくものを題材に、人物や生活の中にあるモチーフを構成し、吉田は「夢」や「日常と非日常」を主なテーマとして、日本画の画材である金箔や和紙の美しさと古典絵画から図様を引用し表現している。
収蔵作品展 花園 Jardin −花と鳥−
令和3年(2021)年12月10日(金)〜12月23日(木)
- 広島市立大学芸術資料館の収蔵作品の中から、花や鳥が表現された作品を公開。 卒業・修了買い上げ作品から退任寄贈作品、そして、これまで収集した作品の中から訳30点を厳選。絵画、金工、漆、タペストリー、現代美術、古書(版画)に表現された花や鳥は、古今東西、さまざまな表情を見せながらも見る者の心を癒してくれる。
令和3年度 博士後期課程本審査作品展示 王子駿 (油絵)
令和4年(2022年)1月25日(火)〜1月27日(木)
- 博士論文「金箔地テンペラ画におけるポリメント金箔処方の箔表現効果について-チェンニーノ・チェンニーニによる古法の復原的考察を通して現代における制作に有効な処方へ-」に関する調査研究した技法・材料の展示と、博士後期課程で制作した写実表現や宗教画的表現に取り組んだ作品を約30点展示。
第25回広島市立大学芸術学部卒業・修了作品展
令和4年(2022年)2月9日(水)〜2月13日(日)
- 広島市立大学にて、日本画・油絵・彫刻・デザイン工芸(視覚造形・映像メディア造形・立体造形・漆造形・金属造形・染織造形・現代表現)を専攻する学生たちによる100点を超える作品を展示。 4年間の学部、2年間の修士課程の研究制作の集大成となる卒業・修了制作を発表し、学生たちの研究成果を広く市民の皆さまに知っていただくことを目的に、卒業・修了作品展を開催します。